弊社では、農産物の生産だけではなく、6次産業化の一環として農産物加工ができる加工施設や飲食ができる「コミュニティCAFE&農家のキッチンLABO Farm to...」の運営も行っています。

　加工施設（農家のキッチンLABO）では、近隣の農家さんや食品製造業者さん、小売店のバイヤーさん、飲食店オーナーさんなどから、加工の依頼を受け、ピューレやカット、乾燥をはじめとする農産物の一次加工からパスタソースやジャム、ドレッシングなどのOEM(Original Equipment Manufacturer)の製造を請け負っています。

　カフェ（コミュニティCAFE）では、梨カレーや梨のスムージーなど、自社や近隣農家の食材をふんだんに使用した農家ならではのメニューが楽しめます。
（→Farm to...のメニューを見る）

　また、加工施設で出来上がった商品をお披露目する場であったり、食を応援する方々の意見交換の場であったり、「食の情報発信基地」としても機能しています。

　近年、農業現場では、6次産業化が注目され、農家が生産の枠組みを超えて、経営の多角化を進める動きが多く見られています。しかし、いざ本格的に製造・加工事業をはじめようと思うと、多額の資金やスキルや知識が必要だったり、新たな労働力が必要だったり、それなりに敷居も高く、「挑戦してみたいけど...」と二の足を踏んでいる農家が多くいるのも現状です。

　"農家のキッチンLABO"では、こうした農家の悩みを"加工委託"という形で解決できます。地域の農家や企業と協力・連携し、業界全体をさらに盛り上げることを目指しています。

　県内の食品製造メーカーや都心部の飲食店など、食を取り巻く業態にもそれぞれ悩みがあります。例えば、都心部の飲食店オーナーであれば、「人材不足で人件費も高いし、キッチンも狭くて材料を保管する場所もない、パスタソースひとつ仕込むのにも時間やコスト、手間がかかっている」など。

　"農家のキッチンLABO"では、都心部との立地のよさを活かし、"セントラルキッチン"を請け負うことで、こうした悩みを解決することができます。都心部の企業と連携し、食産業に貢献することを目指しています。